
私たちについて

福泉寺がある勝沼町は、甲府盆地東部に位置し、東京都心から約90kmの距離にあります。
標高1,412mの山岳地帯を有し、ぶどうやワイン産業で知られる町です。
戦国時代には武田家の拠点として栄え、江戸時代には甲州街道の宿場町として繁栄しました。
当寺は勝沼ぶどう郷駅よりさらに高台にあり、素晴らしい景観が広がります。
段々状の墓地はテレビドラマの撮影地としても知られています。
境内の施設
宮石山福泉寺鐘楼門

この鐘楼門は明治時代に建立されましたが、老朽化が著しく、また台風や大雪での被害もあり、2018年に屋根の全面改修工事を行うこととしました。福泉寺の鐘楼門は山門と鐘突堂を兼ねていることもありますが、鐘楼門としては全国にも例がない大きな建造物だといわれています。そこでこの文化的遺産を後世に残していくため、屋根改修にあたっては、全国の有名な寺院やお城などの修復で採用されている瓦を使い、また名工といわれる職人さんに依頼することにしました。瓦は岐阜県の美濃瓦で、非常に高い温度で焼き上げるため、寒さに強く耐久性もあり、色合いも非常にきれいです。美濃瓦でも今回採用した「燻し瓦」は、千年以上の歴史がある製法で、一度素焼きで千百度以上で焼いて、その後九百五十度に温度を下げて、両面を燻していく工法です。職人さんについては、全国の寺院の屋根を手掛けている技術の高い方を派遣してもらいました。 また、阪神淡路大震災で多くの家屋が倒壊した要因が重い瓦屋根にあったことを受けて、2000年に建築基準法が改正され、屋根についてのガイドラインが制定されましたので、それらの基準を順守することなど、あらゆる改善点を加えまして、寺院屋根建築の粋を結集してもらいました。
またこの鐘楼門の特徴として、石の上に六本の太い柱で高くて大きい建物を支えていますが、建物の中心にある1トン以上の梵鐘が、法隆寺の五重塔やスカイツリーで話題となりました心柱と同じ役割りを果たしますので、これまで以上にバランスの良い建造物として長期間保存活用ができると考えています。これからもこの鐘楼門が多くの人たちに愛され、利用されることを心より願っております。
本堂

福泉寺の本堂は、長録3年(1459年)に建立され、以来、浄土真宗本願寺派の教えを受け継いできました。本山を西本願寺とし、由緒ある建築様式を今に伝えています。
本堂は、四季折々の自然に包まれた静寂な空間で、ご参拝や法要の場として多くの方々に親しまれています。
門信徒会館

門信徒会館は、葬儀告別式だけではなく、法事(年回忌法要、四十九日納骨法要、お彼岸やお盆の法要等)や寺院行事(おはかまいり法要、報恩講、役員会等)など、門信徒の皆さま方が気軽に利用できる施設です。60名ほど収容でき、三つのトイレとお勝手、冷暖房、17.5帖の和室を完備しております。
ペット供養墓
「千の風になって」
ペット供養墓の詳細やご費用

70基の骨壺が安置でき、中央右下部には土に還る合祀として納骨できる場所を設置。ペットのお墓・葬儀・納骨・供養を行っております。
お寺が管理・運営しておりますので安心してご利用いただけます。
近隣の風景

勝沼ぶどう郷駅より、標高で40m程高い場所に位置し、さらに素晴らしい景観を楽しめます。また、このようなロケーションのためか、当山の段々状の墓地は、毎年多くのテレビドラマ等の撮影が行われることで話題となっています。